サッカーのこといろいろ書いちゃうブログ

フリーのサッカーライター(tomo2take)が、取材で感じたことや、気になったニュースなど、そのときどきで書いていきます。

BIGで10億2円を狙うより、totoGOAL3がオススメ?!

totoの売上がウハウハで止まらない

 

また、今シーズンの開幕戦で行われる第678回でも、102円のチャンスが生まれる!

http://www.toto-dream.com/big/jyuoku/

 

あと随分前だけど(笑)、Yahoo!ニュースで、totoの売上が1000億円を超えそうだという記事も見た。

 

気になったので検索してみると、ポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)を運営する日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長が「2013年年度の売り上げが初めて1000億円を超える見通し」と記者会見で発表したという。これは激アツ!!

 

 

さて、このtoto導入に関しては紆余曲折があった。

様々なところから反対もあったがようやく開始にこぎ着けた。しかし、初年度は物珍しさとかCMでの露出もありかなり注目されたが、「どこに販売店があるか分からない」とか、「全然当たらない」とかもあって売上は徐々に落ちていく。本来のターゲットであったサッカーファンすらtotoを買わない状況が出ていたと思う。

 

そりゃそうだよね。

 

購入には二十歳以上だとか、販売店の場所が近くにないとか、導入当初は条件が悪かった。

 

しかし、その後の起爆剤になったのがtotoBIG

最高当選額が6億円!ってやつです。

 

これは、自分で勝ち、負け、引き分けを選択しないでいいのがサッカーを知らないおじさんたちにもウケた。購入したい口数を言えば、あとはコンピューターにランダムで選んでもうというシステムも良かったのかもしれない。サッカー知らないけど、6億当たるかも?!ってこと。

 

サッカーファンの間では、「自分で決められないんじゃ、totoくじではない」という意見もあったけど、これが一度目の起爆剤になった。しかし、そうかと思ったがまたも苦難の道。なかなか16億円の当たりが出ない。そして、繰越金は増えたが売上は再び低迷する。

 

しかし、遂にというかようやく20076月、16億円が2口出る!!!

すると、再びフィーバーがやってきた。

 

そして、売上が多くなれば当選金、口数も増える。

なんと、その年だけで14口の16億円が出た。

(正直、羨ましい)

 

ここから一気に注目を集めると、その後はみなさん知っての通り。

そして、つい先日には、遂にあまりにも繰越金が多いので10億円2円当選の限定totoBIG発売の回には相当数の購入者が増え、なんと9口(9018円)も当選が出た。

 

そして、10億円という日本最大当選金額くじには、コアなサッカーファンというよりも、サッカーには興味が無い普通のサラリーマン、そこらへんのおばちゃん、OLさんなんて女性も多くいる。

 

そして、totoが購入できる場所が以前から設置されている宝くじ売り場や専門の販売所だけではなく、近所のコンビニや、インターネットでも簡単に買えるようになった。

これが売上の後押しをしている。

 

そして、予想しなくていいこと。

欲しい口数だけ決めて買える。

これが大ヒットに繋がった。

 

ちなみに、これまでの当選口数はというと

 

2008年、43

2009年、44

2010年、40

2011年、33

2012年、41

2013年、40口(102円当選9口を含む)

 

と、なっており、実に241口(複数回当たっている人がいるかもしれないので、241人なのかは不明)も6億円が当選しており、それだけの人が億万長者となっている。

 

昨今、サラリーマンの生涯年収は3億と言われているが、単純に考えても人生2倍の当選金額が手に入る!!

これは買いたくなる!

 

□お薦めはtotoGOAL3だ!

でも、別に僕はtotoの手先でもなんでもない。

むしろ、僕が何を書きたいかといえばtotoBIGを買いましょう!ではない。

いや、むしろtotoBIGを買っても当たる可能性は低いから、余裕のある人はどうぞ。

 

ちなみに、他の方法で億万長者をねらうとするとこんな感じ。

 

ジャンボ宝くじ1等の当選確率           1000万分の1(セット数から)

ロト6 1等の当選確率                       6096454分の1(理論値)

totoBIG 1等の当選確率当               4782969分の1(理論値)

 

見ての通り、確率は相当低いです。

では、何をお薦めするのか。

それは、totoGOAL3

 

そう、億万長者ではなく、小額当選狙い。

 

 

先日、20は危険なスコアなのか?というブログを書いたときにデータを見て気がついた。

 

J1には18クラブが所属しており、それぞれが対戦するのでひとつの節で行われる試合は全部で9試合。

そして、リーグ戦は全34節なので年間306試合が行われる。

(ナビスコ杯も対象試合になるが、今回は理解しやすいように排除)

 

で、昨年のJ1リーグ戦(2013シーズン)では1試合で2点以上記録された試合が174試合あった。ということは、306試合中の174試合で2得点以上が記録されている。ということは、ひと節の中で平均5試合は2点以上入っていることになる。更に、その中で2点差がついた試合は48回ある。

 

となると、どういうことか。

2点以上決まった試合                        174÷3040.567

(その中で3点以上決まった場合        174÷480.276

3点以上決まった試合                        48÷3040.158

となる。

 

そう、つまりひとつの節で1試合2点以上が決まる可能性は約57%。

000110という可能性は半分以下と少なく、11200231という複数得点の試合が半分を超えている。

ということは、ひとつの節は9試合あるが、その中で約56試合が2得点以上入っていることになる。

 

totoGOAL3の高額当選

では、実際にtotoGOALでの高額当選を見てみる。

すると、過去一番当選金額が多いのが2,608,925円(当選口数は3本)で、そのときは(3試合を予想して)203303という結果だった。

 

つまり、

Aチーム対Bチームの試合結果は20

Cチーム対Dチームの試合結果は33

Eチーム対Fチームの試合結果は03

 

これをtotoGOAL3で予測する

 

Aチーム 2

Bチーム 0

Cチーム 3

Dチーム 3

Eチーム 0

Fチーム 3

(つまり、203303ということ)

これが、予想通りならば当選となる。

 

 

ちなみに、100万円以上の当選金となったときは、totoGOAL3の場合、333231とか、133030233022132330130332331102231102といった具合(当選口数が10口より多いケースは2回だけ)で、こういうケースのときに比較的高額当選が期待できる。

 

 

100万円オーバー当選をねらえ

つまり、100万円オーバーの当選を狙うならば23を多く入れるべきだ!ということが分かる。

 

そして、対戦カードの中で2チーム合計GOAL数が2以下の場合(特に100万円以上の当選金の場合、001001の組み合わせが一度もない)は少ないというのが分かる。

 

しかし、まあ実際は絶不調のチームならば0点を予想するのは難しくないので、無得点(0点)のマークを1つか2つは入れつつも、3試合の中で233つ以上マークすると高額当選を狙うコツかもしれない。

 

もしかしたら、全部スコアレスドローなんて場合(000000)や、全部1点の引き分け(111111)もあるだろうけど、その場合は同じようなことを考えて購入している人も多く、もし当たったとしても当選口数が多くなり高額は狙えないだろう。

 

ならば、2点の引き分け(22222)とか、2点以上入ることを予想して大量得点のケース(323232など)で購入する。とにかく、2014シーズンからは23を多く入れた買い方でトライしてみてはどうだろうか?今よりは確実に高額当選を狙えそうな気がしてきたでしょ(悪笑)

 

もちろん、Jリーグが急にセリエA(イタリア)のようなカテナチオを美学とするような守備一辺倒のリーグに変わってしまえば別だが、今は見ていて楽しいサッカー、スペインのバルセロナを目標とするようなチームが増えてきているので守備に注視するよりも、得点力増加の傾向にある。

 

中でも、浦和や川崎のような攻撃的なチームが大量得点を多く記録しており、降格したチーム(2013年ならば湘南、磐田、大分など)と対戦した場合に複数失点をすることが多いので、そういう場合はなおさら高額当選狙いでいける。

 

逆に、失点の少ない広島、横浜FMのようなチームの場合は常に01を入れていくと良いだろう。あとは、昨年の場合は鳥栖のようにGK林とDF菊池を補強した直後から急に守備が安定して連続完封するケースがあるので、そういう点をプラスしていくとより確率が高まると思う。

 

ちなみに、totoの予想サイトは沢山あって、totoGOAL3の場合は6つの数字を合計した場合、10を超えると高額当選の傾向にあるようだ。

しかし、220003のように、2点で引き分け、0点で引き分け、大差がついた試合というようなパターンでも高額当選がある。

なので、このブログを見ている人は基本的にはサッカーに詳しい人だと思うので、当該(贔屓もしくはよく見ている)チームがセレクトされているときなどは特徴を知っているだけに当てやすいのではないかと思います。

(横浜FMのサポーターさんなら、「○○には殆ど負けたことがないし、いつも無失点だ!」とか、浦和サポーターさんなら、「大宮とは愛称が悪いから無失点はないな」などなど)

 

あとは、高額当選が当たるように希望的な条件を加味しながらやると面白いと思います。

 

止まらぬ成長、走る、岡崎慎司

成長をやめいない男、岡崎慎司


雪が深々と降るなか、ソチ五輪を見ながら考えた。

スポーツの頂点を極めることは大変だなと。

そして、こうしたトップの一握りの選手たちというのが、どれだけ大変な思いをしてきたのか。

だから、今回は僕が取材をしてきたなかで印象的だった選手について書きたい。

それは、オカちゃんこと岡崎慎司選手、元清水エスパルスのFWだ。

 

まずはこれまでの成績一覧を。

 

■日本での成績

清水エスパルス

リーグ戦                ナビスコ杯            天皇杯                  合計

2005   1試合0得点        1試合0得点        3試合0得点        5試合0得点

2006   7試合0得点        2試合0得点        3試合0得点        12試合0得点

2007   21試合5得点      2試合0得点        2試合0得点        25試合5得点

2008   27試合10得点    5試合0得点        2試合1得点        34試合11得点

2009   34試合14得点    4試合1得点        3試合2得点        41試合17得点

2010   31試合13得点    2試合1得点        4試合2得点        37試合16得点

 

■ドイツ・ブンデスリーグでの成績

シュトゥットガルト

2010-11シーズン  12試合2得点     

2011-12シーズン  26 試合7得点    

2012-13シーズン  25 試合1得点    

マインツ

2013-14シーズン  18 試合9得点     ←いまここ

 

■日本代表での成績

2008   4試合0得点

2009   16 試合15得点

2010   15 試合3得点

2011   14 試合8得点

2012   9 試合3得点

2013   14 試合7得点

合計       72試合36得点

 

 

ちなみに、日本代表のエースストライカーと言えば、歴代最強FWとしては釜本邦茂さん、ドーハの悲劇を経験した三浦知良、中山雅史の2トップが記憶にあたらしい。

 

釜本邦茂76試合75得点(14年間)

(国際Aマッチに数えない国際試合では157 試合79得点、通算すると233試合154得点)

三浦知良89 試合55得点(11年間)

中山雅史53 試合21得点(14年間)

 

現日本代表で同世代のWエースといえば、この2人。

本田圭佑53試合21得点(6年)

香川真司53 試合16得点(6年)

 

 

現在、日本代表としての通算成績は72試合36得点。約2試合に1得点という驚異的な数字を残している。今シーズンもドイツのリーグで2桁得点に迫る勢いでゴールを量産している。

この成績だけをみても、日本のエースストライカーであることに誰も異論はないだろう。

 

しかし、僕が取材を始めた2006年ごろはほぼ無名に近い選手だった。

 

高校は名門の滝川二で1年生から活躍し、高校選手権にも出場。

だがプロ入団の2005年は同期に即戦力の大卒選手も多く、当時、清水エスパルスの指揮官である長谷川健太監督(現G大阪監督)は、「SBへのコンバートも考えた」、「FWでは8番手で、本当にどうしようかと思った」(2005年のFW登録は6人で北島秀朗、久保山由清、チェ・テウク、マルキーニョス、チョジェジン、岡崎だったが、攻撃的な選手、澤登正朗、平松康平らを含めると8番手になる)というエピソードがあるほどで、チーム内での評価は厳しいものだった。しかし、そんな彼が今ではドイツのリーグで2桁ゴールに迫ろうという大活躍をしている。

 

当時はまさかこのような活躍をするとは思ってもいなかった。いや、想像できなかったというのが正解かもしれない。しかし、取材を続けていくたびに、オカちゃんの活躍は必然的なものだったこと、そして、今その理由を考えると成る程と妙に納得できる選手だったのだ。

そういう意味では本当に不思議な体験、取材をさせて貰った選手だ。

 

当初のイメージは、チームメイトから常にイジられるタイプで、明るくて面白いキャラクター。取材時には常に笑顔が耐えない。そんな感じの印象がある。



□転機は2007年の初ゴール@川崎F

 

少しずつ変化がでてきたのは2007年ころ。当時はFWではなく中盤での起用が多かった。しかし、それでもクロスボールに頭から飛び込む大胆なプレーで指揮官の信頼を得ていった。

 

実はこのシーズン、長谷川監督は中盤のシステムを決めかねていた。ダブルボランチからダイヤモンド型への変更を試したがトップ下の選手に決め手が無かった。しかも、この川崎F戦の前にはトップ下を務めていた枝村が怪我で離脱してしまい、代役的としての先発出場が決まったのだ。

すると、この試合で岡崎は見事に先制ゴールを決めてみせる。結果的に試合は逆転負けをしてしまうが、監督から「これが最後のチャンスだぞ」と何度も言われていたというような話も聞いていただけに、このゴールはいいアピールになった。

しかし、この後は枝村が復帰し、更に実績のあるフェルナンジーニョと矢島、西澤が起用されるようになり岡崎は先発を勝ち取るまでには至らなかった。

 

それでも、オカちゃんは黙々と練習を続けた。

ガムシャラに、上手くなるために、ゴールを取るために。

 

そんな岡崎の側に立って常にサポートしたキーパーソンが2人居る。

それが、現大分監督の田坂和昭コーチと、現法政大学教授の杉本龍勇フィジカルコーチだ。

 

岡崎はオフになると、足を早くするために大学の陸上部に混じって練習を重ねたのだった。杉本コーチの練習というか、指導する走り方は一見すると不思議な印象を受ける。その後も、永井雄一郎が指導されているときに見る機会を得たが、サッカー選手っぽくない走り方を徹底的に反復練習する。しかし、その理由をよくよく聞いてみると、走るイメージを大事にしていることが分かった。

サッカー選手はサッカーをするために走るので、走るというイメージがない。陸上選手のように走りから入った選手は居ない。そのためボールを追うときや、パスを受けるために走る姿勢やバランスのことを意識している選手はまず居ないという。そこで、走るイメージを先に脳にインプットして、体に染み込ませ覚えさせる。そうすることでプレーしている中でも体が自然とスムーズに動作するようにする。

と、いうような内容だったと思う。

 

まあ、いずれにしても根気よく丁寧に、長い時間をかけて岡崎は杉本塾に通い、体に走り方を染み込ませた。この結果、今ドイツでも高く評価される走りを身につけた。

持続性は勿論だが、瞬間的な速さ、そしてスピードを維持する走り方を身につけたからこそ、多少調子の落ちているときでもベースとなる走力で勝負できるようになったとも言える。

 

そして、岡崎のサッカー人たるベースを作ったのが田坂和昭コーチ。

「基本的な動きを知らない」と一蹴した田坂コーチは、サテライトリーグや練習試合で岡崎を本来のポジションであるFWではなく、右SBやボランチなど様々なポジションで岡崎を起用した。

 

理由は単純だった。

これまでやったことがないポジションでプレーすることで、FWに何が必要なのかを教えていたのだ。例えばSBでプレーするときは、FWはどのタイミングでパス貰いたいのか。またSBはどのタイミングでクロスを入れたいのか。そして、FWSBを使うときのプレーだ。パスの受け方、出し方、オーバーラップのためのスクリーンのやり方など、そうしたことを試合の中で体験させた。

ボランチでの起用も同様だ。岡崎はDFラインの裏への動き出しに優れるFWだが、そうした動き出しの質を上げることができたのも、ボランチ(中盤)の選手としてプレーした経験が活きている。MFがパスを出すタイミングを知ることで、FWとしての受ける場所、動き出しや、動き直すタイミングを覚えていった。

 

 

そして、なかでも田坂コーチが最も力を入れたのが守備の意識。

 

SBでもボランチでも、FWと連携してチームとしての守備をする。

相手ボールになればパスコースをどう切るのが正解なのか、自陣のどこで挟み込んでボールを奪うのか。もしボールが取れない場合、FWがボールホルダーに対してどこまでマークに来なければならないか、どこでマークを受け渡すかなど多くのルールを学ばせた。

また、ボランチはFWと違って360度の視野の確保が必要となること、SBはライン際のため守備の仕方が違うことなども分かる。また他のポジションの選手がどこでパスを貰いたいのか、貰いたくないのかなど、FW以外のポジションにコンバートされたことで多くのことを体験することができた。そして、田坂コーチもそうした起用をしたあと、岡崎にプレーに関しての質問をすることで、より理解度を上げていったのだった。

そう、狙いは全て本来のポジション(FW)でプレーしたときにどうしたら良いかだった。(まあ、他のポジションでの可能性も多少はあったと思うが、いずれにしても大きな視点でサッカーを教えた)。

 

そうしたサッカーのベース、体のベースを上げることで岡崎は一歩、また一歩と階段を登っていった。

 

そこからは数字もついてくる。2008年にはシーズン途中から先発の座を掴み、10得点を記録。同年7月には北京五輪のメンバーにも選ばれ本大会に出場すると、9月には日本代表にも選出される。また、チームでもレギュラーの座を奪い一躍クラブの顔となった。

FW争いの最後尾からスタートした岡崎が、僅か4年でトントントンと階段を駆け上がった。

 

 

□それでも貪欲な性格が成長を促す

 

取材メモもどこかにいってしまい、なんの試合だったか思い出せないが岡崎がある決定機を外した試合がある(しかも、北京五輪大会だったと思う)。左足のシュートは大きく枠を外れてしまった。

そのシーンを見たあと、練習後に岡崎本人に話を聞こうと思っていた。すると、その日の練習では既に左足のシュートをバンバン放っている姿があった。これには流石に驚いた。気になって直接聞いてみると案の定だった。

「ああいうシーンが来た時に、しっかり左足のシュートができれば」ということだった。一つの失敗を失敗で終わらせない。

ゴールを背にボールを受け、反転して左足シュート。それまでの岡崎にはあまり見られないプレーだったが、チームでの全体練習が終わると居残りでいるところを何度か見た。

 

普通、18歳を過ぎてからの技術の向上はそう簡単ではないし、一足飛びに上手くはならない。実際スポーツという世界はそういうものだという固定概念があった。

実際、リーグ戦などでも何本かは素晴らしい左足のシュートを見たが、お世辞にも上手いというには…だった。しかし、気がつけばこちらのそういうイメージも薄らいできていた。2011年には433の左FW、で起用されることが多くなったこともあり、右からのパスを受けて左足でシュートなんてシーンも多く見らえるようになった。

それに、先日ドイツでプレーする姿を動画サイトで見たが、今では普通に左足でシュートを放つし、トラップや落としのパスも左足で器用にこなすようになっていた。これには恐れいった。

 

得意のゴール前でのポジショニングは勿論だが、ドイツではその前のゲームを作る部分でのプレーにも成長の跡がみえた。

チーム事情もあるのだろうが、センターライン近くまで下がってプレーすることが増えたからなのか、単なるFWとしてのプレーだけではなくなっている。ボールを受けて出す。そして走っていった味方を追い越してゴールへと迫る。守備ともなれば相手に向かって体をぶつけボールを奪う、そして奪った瞬間にカウンター、ドリブルで仕掛けてラストパス。こんなプレーを簡単にこなしていた。

 

数年前までJ1クラブでFWとして8番目だった選手。しかし、今では欧州でも一流のサッカー大国ドイツのトップリーグで堂々としたプレーをしている。

 

 

□キャラクター、人間性も重要

最近は海外で活躍していることもあり直接顔を合わせることが無いが、以前、何かの用事で日本代表の練習を取材した。そのときも岡崎は、「あれ、どうしたんですか?」と向こうから寄ってきてくれた。勿論、代表番の記者ではないから珍しかったこともあるだろうが、そういうところにも気が付き声をかけてくる。三保のころと同じように、子犬のような人懐っこさがある。

 

また別のときの取材では、こんなエピソードがある。

南アフリカ行きを自らのゴールで決め一躍注目度の増した岡崎は、一日に2本インタビューを受けることも増えたようだった。しかも、W杯開幕の直前ということもあって連日のように取材が続いた。午前は練習、午後は取材のはしご。クラブハウスを引き上げるのは無名時代に比べ段違いに遅くなった。そんな毎日が続いていた。

 

そこで、あるインタビュー取材の前、準備中に、「何度も何度も同じこと聞かれて大変でしょ?」と聞いた。

しかし、オカちゃんは普通の顔でさらっと言った。

「いえ、自分もこうして話すことで頭の中が整理できるし、逆に考えがまとまるので助かります。だから大丈夫です」と。

 

こちらに気を使った答えだとしても、ここまでしっかりと大丈夫とは言えないだろう。

しかも、自分の役に立っているなどと

僕ならばできないと瞬間的に思った。

 

つい先日、神の手でゴールを決めてニュースになった。

しかし、結局はすぐに「反省!」という見だしでブログを更新した。

 

http://ameblo.jp/okazaki-shinji/entry-11765017792.html

 

もっと上手くなりたい。もっとゴールを決めたいという貪欲なサッカー馬鹿。

オカちゃんが努力以外の方法でゴールを決めるなんてありえないし、作為的にこうしたプレーをするとは思えない。もしかしたら、「瞬間的に手が反応しちゃった(笑)」なのかもしれない。

だから、ブログでの釈明を見なくても故意ではないとすぐに思った。だからこそ、怪我も恐れず得意のダイビングヘッドで飛び込んでいく。泥臭いけど真面目。そんな岡崎しか想像ができない。

 

 

屈託の無い純粋なサッカー小僧は、上手くなりたいと本気で思えば日本代表にもなれるし、欧州のトップリーグでも活躍できることを証明した。

だから、今の育成年代でプレーしている子供たちは諦めないでほしい。


下手でもいい。

レギュラーでなくてもいい。

セレクションに落ちてもいい。

試合に負けてもいい。

明日、次の試合、次のステージで結果を出せばいい。

努力しているやつは絶対に報われる。

 

それを岡崎慎司選手から教えてもらった。

そして、ソチで戦う五輪選手たちも同様に負けず嫌いなだけなんだ。

 

また、そういう人の周りにはサポートしてあげようという人が必ず出てくる。

もしくは、そういう人と出会うことになっている。

そんなことをソチ五輪を見ていて思ったのでこのブログに書き留めておく。

 

 

背番号10は司令塔か?

■本田圭佑がACミランに移籍、伝統ある10番を背負った。

 

18日、ACミランへの移籍が発表された。

そして、10番を付けることが決まった。


その記者会見で、「ACミランで背番号10をつける意味は分かっているか?」と問われたとき本田はこう答える。

 

「夢が現実のものになってうれしい。12歳の時に、セリエAでプレーしたいと作文に書いた。背番号10をつけたいと思っていた」と。

 

そして、その後副会長のコメントから「本田は最初、4番か7番を希望していたが空いていなかった」ということが分かった。そして、10番が空いていることを知らせると喜んで受けたことがメディアにも伝わった。

しかも、その後「自信がなければ10番は着けない」とキッパリ言うあたり、流石というか、世界が注目する場所で物怖じせずに強心臓ぶりを発揮してくれた本田さんは本当にカッコ良かった。

 

ACミランの歴代10番は

セリエAでリーグ優勝8回、カップ戦や欧州リーグなども含めると欧州いちのタイトルを獲得してきたのが赤と黒の名門、ACミランだ。しかも、バックにはイタリアのメディア王でもあり国の主席を務めたベルルスコーニが鎮座する。そんなビッククラブであるACミランの歴代10番は錚々たるメンバーが受け継いでいる。

 

ルート・フリット(オランダ代表)                           :黒いファルカン

デヤン・サビチェビッチ(旧ユーゴスラビア代表)  :ジェニオ(天才)

ズボニミール・ボバン(クロアチア代表)              :ゾロ・ズボーネ(怪傑ゾロ)

ルイ・コスタ(ポルトガル代表)                           :マエストロ(指揮者)

クラレンス・セードルフ(オランダ代表)                :プレジテンテ(大統領)、プロフェッサー(教授)

ボアテング(ガーナ代表)                                  :ザ・ボア(大蛇)、ザ・ビッグ・バン(宇宙の大爆発)

 

サッカーを少しでも知っていれば聞いたことのある名前ばかりだ。しかも、彼らはクラブだけでなく国の代表としても大いなる貢献を果たしてきたエース級の選手が顔を揃える。

そこに本田圭佑が名を刻んだ。

 

ちなみに、日本サッカーで10番と言えば、絶対的な司令塔、中盤の王様というイメージがある。それは多くの人がアニメ、キャプテン翼くんを見ていたからだろう。かなりその影響が大きいと思う。

 

おぼろげな記憶を紐解くとこうだ。

翼くんを一生懸命指導してくれたロベルト本郷だったが、翼には一言も告げず突然ブラジルに帰ってしまう。しかし、彼が残したノートには多くのアドバイスが書かれていた。

中でも、「中盤を制するものは世界を制する」と書かれていた言葉を信じた翼くんは、将来を見据えてFWからMFにポジションを変更する。

それ以来、日本ではエース=10番の司令塔というイメージが子供たちの間で浸透していった(と、TVで見たように思う)。

 

■Jリーグでの10番は?

さて、本田といえば香川と共に日本代表のエースで顔だ。

司令塔でもあり得点源でもあり、チームを鼓舞する精神的支柱でもある。

プレースタイルはというと、魔法の左足を駆使したパス、シュートで攻撃の中心となってゲームを作る。近年は世界で戦えるようにフィジカルも強化した、超近代的な司令塔といっていいだろう。

 

でも、10番って司令塔だけが背負うものなのか?というと、ちょっと違う。

 

本田は前所属のCSKAモスクワでは「7番」をつけていた。そして、日本代表では「4番」をつけている。移籍したACミランでも初めは47を希望していたことから、特に10番にこだわっているわけではなかったように思う。むしろ、日本人には7番のイメージが強いはずだ。10番でなければいけない、という感じではない。

 

ちなみに、現日本代表で10番を背負っているのは、マンチェスター・U所属の香川真司。彼のベースはドリブルで、自分が中心となってパスで味方を使うというよりも、攻撃の核に居ながらも味方に使われながら個性を出す。そして、局面ではまた味方を使うという感じの10番だ。

 

少し前の10番は、中村俊輔、名波浩、ラモス瑠偉といったところが着けており、このへんの名前からは多くの人が「司令塔」をイメージしやすい。

厳密に言えばそれぞれのタイプは少し違うが、いずれもチームの中心的な存在であり高い技術とパスセンスを駆使してゲームを作る純粋な司令塔タイプだった。

 

さてそこで、今シーズンのJリーグでは誰が10番を背負っているのか。また、どんな司令塔タイプが10番を背負っているのか、気になったので調べてみた。

 

J1クラブ

広島       高萩洋次郎           MF 31試合3得点10アシスト)       トップ下

横浜FM  中村俊輔              MF 33試合10得点6アシスト)       トップ下

川崎F    レナト                    FW 28試合12得点11アシスト)      SH

C大阪   

鹿島       本山雅志              MF 24試合0得点2アシスト)         トップ下

浦和       マルシオ・リシャルデス         MF 26試合5得点3アシスト)         トップ下

新潟       田中亜土夢           MF 40試合4得点7アシスト)         SH

FC東京  梶山陽平              MF 8試合0得点0アシスト)           セントラルMF

清水       大前元紀              FW 14試合7得点4アシスト)         SH

           レアンドロ・ドミンゲス           MF 12試合2得点3アシスト)         SH、トップ下

名古屋    小川佳純              MF 33試合9得点1アシスト)         SH

鳥栖       キム・ミヌ                            MF 33試合5得点4アシスト)         SB

仙台       リャン・ヨンギ         MF 30試合4得点8アシスト)         SH

大宮       渡邉大剛              MF 33試合5得点5アシスト)         SH

甲府       クリスティアーノ     FW 40試合16得点14アシスト(J2)              CF

G大阪    二川孝広              MF 36試合4得点14アシスト(J2)  SH

神戸       森岡亮太              MF 18試合56アシスト(j2)        FW

徳島       クレイトン・ドミンゲス            MF -試合-得点)                            セントラルMF

 

J2クラブ

湘南       菊池大介              FW 30試合2得点1アシスト(J1)     トップ下

磐田       山田大記              MF 30試合8得点3アシスト(J1)     SH

大分       チェ・ジョンハン      FW 28試合1得点3アシスト(J1)) 左WB

京都       工藤浩平              MF 38試合2得点6アシスト)         セントラルMF

千葉       兵働昭弘              MF 30試合4得点1アシスト)         SH

長崎       佐藤由紀彦           MF 3試合0得点0アシスト)

松本       船山貴之              FW 41試合11得点6アシスト)       トップ下

札幌       宮澤裕樹              MF 33試合2得点3アシスト)         セントラルMF

栃木       杉本真                  MF 24試合4得点0アシスト)         SH

山形       伊藤俊                  MF 33試合5得点9アシスト)         SH

横浜FC 寺田紳一              MF 38試合2得点4アシスト)         SH

岡山       千明聖明              MF 39試合1得点1アシスト)         セントラルMF

東京V   

福岡       城後寿                  FW 35試合5得点2アシスト)         セントラルMF

水戸       船谷圭祐              MF 13試合0得点1アシスト)         SH

北九州    小手川宏基           MF 41試合8得点8アシスト)         SH

愛媛       原川力                  MF 7試合0得点0アシスト)           SH、左SH

富山       苔口卓也              FW 34試合11得点4アシスト)       FW

熊本       養父雄仁              MF 29試合2得点3アシスト)         セントラルMF、左SH

草津       平繁龍一              FW 41試合13得点5アシスト)       FW

岐阜       美尾敦                  MF 40試合0得点4アシスト)         トップ下

讃岐       高木和正              MF 24試合1得点1アシスト)         セントラルMF

 

※ポジションはFootball LAB[フットボールラボ]さんのHPを参照にして、昨年最も多く先発したポジションを選んでいる

http://www.football-lab.jp/

 

ざっと調べると、なるほどやはり10番はチームの中心的選手が背負うことが多い。ポジションも攻撃的な選手が多いし、得点やアシストを見てもチームの核となる選手たちだ。それはやはりクラブも顔として期待しているという現れでもあるだろう。

 

 

Jリーグの10番は、いくつかのタイプに分けることができそうだ。

登録上のポジションはFWMF

そして、出場ポジションは主にボランチかトップ下、またはサイドの選手が多い。

いわゆる、攻撃的なポジションということになる。

 

異例なのは鳥栖のキム・ミヌで、彼だけは左SBとしての先発回数が一番多かった。まあ、これは昨年だけのデータを調べたのでチーム事情ということだろう。もともと一昨年までは左サイドハーフで起用される事のほうが多かったので(今回のデータは)例外かなと。

また、1トップ(FW)で起用されているのが2人で、富山の苔口、草津の平繁となる。2トップの場合は、神戸の森岡、甲府のクリスティアーノ(前所属の栃木で)という具合だが、こうしてみると10番の(センター)FW起用は基本的には少ない。

ユベントスではカルロス・テヴェスなんて例もあるけど、ロベルト・バッジョ、デル・ピエーロ時代から見ていた僕からすると少し違和感がある(笑)。やはり昔からセンターFWといえば9番だろう。

 

また、最近では343システムを採用するチームが多くなっており、広島の高萩や浦和のマルシオ・リシャルデスのように、トップ下(シャドウ)の位置での出場が増えている傾向がある。

 

そして、一番多いのがサイドハーフ。オーソドックスな4424231システムの場合では最も起用されるのが多いようだ。

しかし、サイドハーフでもプレースタイルはいろいろだ。

例えば名古屋の小川、大宮の渡邉、新潟の田中などは縦へのスピードやドリブル突破でのチャンスメイクを得意としているタイプで、清水の大前や磐田の山田、仙台のリャン・ヨンギなどは周りを使いながらポジションを変えてラストパスやシュートで決定機を作るのが得意なタイプ。

あとは最近では少なくなったけど、北九州の佐藤のようなクロッサータイプもいる。元イングランド代表のベッカムなんてのもクロスだけで世界レベルで戦える特異な選手だった(けど彼は10番ではなく7番だね)。

 

純粋な司令塔という意味では、横浜FMの中村のように4231の[3]の真ん中でプレーする選手も居る。

しかし、この場合でもそのポジションでドンと構えて動かないようなタイプは殆ど居ない。トップ下でもどちらかのサイドに開いたり、ボランチまで下がってゲームメイクをすることも多い。また、場合によってはゴール前に顔を出していく。こうした幅広い動きをするのがもはや当たり前になった。

 

勿論、攻撃のときには多くの選手がボールに絡みゴールに繋がる仕事を請け負っているのが10番だが、段々とそのポジションや役割も細分化されてきたし、こうして数名の例をみてもその役割は随分と変わってきたことが分かる。

 

かつて、王様のように君臨したコロンビア代表のバルデラマはもう居ない(これはこれで凄い格好いいし、そういう選手がまた出てきたら面白いとは思う)。

そして、その想像力をピッチで存分に披露してくれたイタリア代表のデル・ピエーロのようなファンタジスタも減ってきている。むしろ、今の日本にはタフで走れてパスが上手い選手が多くなった。

 

もしくは、フィジカルは強くないが、その差分を運動量で補うようなタイプが増えてきている。

スタミナやフィジカルで分が悪いと感じている選手は、ポジションを少し下げボランチの位置からゲームを作る。接触プレーを避ければスタミナも持つし、プレッシャーが少ない中で自慢のテクニックを披露していくというパターンも多い。

 

ちなみに言うと、J1J2では10番の選手のポジションに少し違いがある。

J1では前目のポジションが多いのに比べて、J2ではボランチの選手が多いというのが今回のデータから見ることができて面白かった。

これはなんの根拠もないが、J2リーグの特質なのか、それとも実績もあり技術の高い選手をボランチで使う指揮官が多いのだろうか?そういう決断によって、そのチームで最も効果的にプレーできるという答えが出てきているのだろうか。

まだこのへんはちょっとデータだけでは判断しかねるが、その謎には大変興味が出てきたし、今年は湘南がJ2で戦うので取材に行ったときは意識して見て行きたいと思う。

 

 

■個人的に気になる選手

最後に、個人的なまとめ。

キャプテン翼の翼くんのようなスーパーな選手というのは漫画の世界であって、そうそう現実でお目にかかることが難しいが、それでもJには素晴らしい10番が居る。

 

これは本物のファンタジスタだと思ったのが、広島の高萩。

変態的なトラップもそうだが、そこからのアイデア、パスは見事。彼は本物の天才だ。

 

いかにも司令塔、ザ10番というのが磐田の山田。

左右両足を遜色なく使えシュートの意識も高い。優等生な10番。

 

オールマイティな10番だと思うのは清水の大前。

小柄だけど、テクニックが高い。パス、ドリブル、シュートと三拍子揃った10番。

 

そしてJ2(昨シーズン含む)。

昨年は実際に見る機会があまり多くなかったのだが、気になっているのは松本の船山と神戸の森岡だ。ダイジェストの映像などを見ていると、シュート、パス、ドリブルと三拍子が揃った10番だと思うので、早くJ1のステージでのプレーを見たい選手だ。

 

 

と、まあここまで書いて結論は?と聞かれると、難しいが、J1J210番を背負っている選手はいずれもチームの顔であることは分かる。

 

そして、10番ってどんなプレーをするの?司令塔ってなに?と、今回の本田圭佑の一件から不思議に思ってくれたり、このブログを読んで思ってくれたらと思う。

あとは自分で試合を見て欲しい。そうすれば10番ってどんな選手なのかイメージができると思う。

 

でも、悲しいけど既に10番はもう司令塔だけの役目ではなくなった。

時にはストライカーでもあり、時にはパサーの役割をしなければならないし、時にはチームのために守備をしなければならない。守備をサボる10番なんてのは既に抹殺された、もしくは死滅したといっていいだろう。走れない、走らない10番を指揮官は起用しないし、チームの中でもエースであることは許されない状況になってきている。だから、少しずつスタイルを変えて生き残ってきている。

 

本田が名門ACミランで10番を背負うことはオールドファンにとっては嬉しいが、単なる司令塔で終わらないで欲しいと思っている。そして、それが本田圭佑であると思っている。

そして、彼に続くような10番がJリーグから出てくることを期待して、開幕したら各クラブの背番号10をじっくり見てみるのも面白いかもしれない。へぇこんなスタイルなんだとか、ウイングバックが10番なんだなんて思いながら見てみるといいだろう。そうすると、その起用法や役割からチームの目指すスタイルや戦いかたが違うことがわかるので楽しいと思う。

そして、その10番の役目がチームを表現していたりするので、サッカーがもっと面白くなると思う。

 

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