サッカーのこといろいろ書いちゃうブログ

フリーのサッカーライター(tomo2take)が、取材で感じたことや、気になったニュースなど、そのときどきで書いていきます。

2014年 J1第2節 清水エスパルス vs 横浜Fマリノス MR

2014年 J12

清水エスパルス vs 横浜Fマリノス MR

 38日 IAIスタジアム日本平 1500分~

 

 

■メンバー

◇清水

先発:

GK 1櫛引 政敏

DF28吉田 豊

DF 3平岡 康裕

DF 6杉山 浩太

DF 4カルフィン ヨン ア ピン

MF19ヤコヴィッチ

MF 5村松 大輔

MF10大前 元紀

FW11高木 俊幸

FW18ノヴァコヴィッチ

FW 9長沢 駿

 

サブ:

GK21相澤 貴志

MF 7本田 拓也

MF 8石毛 秀樹

MF16六平 光成

MF17河井 陽介

FW22村田 和哉

FW23高木 善朗

 

監督:

アフシン ゴトビ

 

 

◇横浜FM

先発:

GK 1榎本 哲也

DF13小林 祐三

DF 4栗原 勇蔵

DF22中澤 佑二

DF23下平 匠

MF 8中町 公祐

MF27富澤 清太郎

MF25藤本 淳吾

MF10中村 俊輔

MF11齋藤 学

FW16伊藤 翔

 

サブ:

GK30六反 勇治

DF15ファビオ

DF24奈良輪 雄太

MF 6小椋 祥平

MF 7兵藤 慎剛

MF20佐藤 優平

FW 9矢島 卓郎

 

監督:

樋口 靖洋

 

■フォーメーション

◇清水

----------長沢----------

高木俊-----ノヴァ----大前

------杉山----村松------

キャラヤコ---平岡---吉田

----------櫛引---------

 

 

◇横浜FM

----------伊藤----------

齋藤------中村------藤本

------富澤----中町------

下平---中澤---栗原---小林

----------榎本---------

 

■スタッツ

◇得点

横浜FM:齋藤 学(13分)

 

◇警告・退場

清水:

23分 杉山 浩太

75分 杉山 浩太2枚目退場)

横浜FM

68分 小林 祐三

70分 伊藤 翔

71分 富澤 清太郎

87分 中町 公祐

 

■交代

◇清水

57分 高木 俊幸 → 村田 和哉

57分 吉田 豊 → 河井 陽介

81分 長沢 駿 →本田 拓也

◇横浜FM

81分 齋藤 学 → 兵藤 慎剛

90分+4分 伊藤 翔 → 矢島 卓郎

 

 

■レポート

清水は予想していた先発とは違い、ヤコヴィッチ(メンバー表ではMFだが)を最終ラインに入れてきた。これにより、ヨンアピンは左SBにスライド。右から吉田、ヤコヴィッチ、平岡、キャラという並びになった。そして、ボランチには出場停止明けの村松と杉山がコンビを組む。開幕戦でスタメンだった竹内はベンチにも名前がない。

 

試合は、横浜FMの樋口監督が、「DFラインのギャップの部分をどう突くかというところは、チームとしての狙いが出せたと思います」と言うように、横浜FMがスカウティング通りの試合運びを見せた。立ち上がり3分には藤本がヤコヴィッチにプレッシャーをかけ、伊藤がミドルシュートを放つ。そして、その後は少し長めのボールを使いDFラインの裏に蹴るなど揺さぶりを仕掛けてくると、清水はその対応に苦労し「前半は、みんな繋げていなかった。落ち着いてプレーできなかった」(大前)ため、立ち上がりからバタバタした入りになる。更に輪をかけてしまったのが、13分の失点シーン。やはり狙い通りの長いボールが富澤から出ると、しっかりとバックスピンがかかったボールを確実に齋藤が収め、対応に遅れた吉田をかわしドリブル突破。そのままゴールを奪って横浜FMが先制に成功した。

 

これにより、清水は更に統一感を失った。実際、「このパフォーマンスは受け入れらない!」とアフシン・ゴトビ監督はHTにコメントしている。

 

先制を許すと難しい展開になるのは昨年までのチームを見ていても分かるが、この日は更に失点のリスクを回避するためにセーフティーファーストのプレーを選択したことが影響した。初先発のヤコヴィッチをケアするという意図もあったと思うが、簡単にボールを前に蹴ってクリアしていけば、リスクは回避できるが選手間の距離が間延びしてしまいボールが回らない。そうなると、相手ボールへのプレッシャーも個、もしくは単発で仕掛けるしかなくなった。

 

判りやすい例を挙げると、清水が攻撃に出た際に横浜FM1人に対して2人以上が距離を詰め自由を奪いに来るが、反対に横浜FMの選手がボール保持している場面では11、もしくは距離が遠くパスコースを消すだけでフリーにしてしまうシーンが目についた。実際、失点のシーンしかりである。こうやって距離が離れてしまった清水の状況を見て、横浜FMは得意のハードワークでプレッシャーをかけてくる。中村や中町という試合の流れを読むことできる選手、緩急のスイッチを入れられる選手が居ることも影響するが、そうやって相手の混乱に乗じて試合のリズムを掴んでいった。やはりボール保持率が高まれば、試合巧者に見えてくるのは仕方がない。

 

それでも後半の立ち上がり、指揮官の発破に奮起したチームは活動量を増やし同点を狙いに行く。57分には村田、河井を投入しサイド攻撃の圧力を強めた。この交代の狙いは良かったと思う。左右両足の使える河井を入れたことでパスのバリエーションが増え、村田が入ったことで右サイドでの縦へのスピード感を増やそうというのは面白いと思った。そして、サイドに張り付いてしまい消えていた高木俊のサイドに大前が来たことで、こちらにも変化が生まれた。しかし、77分に杉山が2枚目の警告を受け退場。数的不利となり状況は更に苦しくなった。結局、試合はこのまま01で敗戦した。

 

敗戦した試合ではネガティブなポイントがどうしても目につくのは仕方がない。中でも特に早急に改善しなければならないのは距離感だろう。長谷川前監督のときも、サイド攻撃を主体としたチームだったが、最終ラインとFWとの距離を常に意識したサッカーを目指していた。それは、監督が常々言っていたが、全体をコンパクトにする理由は相手にスペースを与えないためだった。しかし、現チームは全体をコンパクトにするためには、DFのラインを高くしたいが、初先発のヤコヴィッチ、左SBでプレーするキャラと平岡、吉田らとの連携に欠ける。勿論、ヤコヴィッチが加入して間もないこと、キャンプも怪我で出遅れていたことなども考慮しなくてはならないのだが、この試合ではアラが目立った。また、DFラインを上げるならば、前からのプレスと連動しないとならない。でなければ、シンプルに前に蹴られて裏のスペースを狙われてしまう。その対応をどのようにするのかという課題を消化しなくてはならない。2トップがどこまで追いかけるのか、チャレンジが失敗した場合、中盤の誰がカバーに行くのか。ボランチがケアするのか、サイドがフォローするのか。そのあたりの決め事に統一感が無かった。

 

アフシン・ゴトビ監督の戦術は、選手間の距離を(広めに)保ちピッチを広く使う。しかし、今後は少し方向性に修正が必要だろう。特に横浜FMのような前からガンガンくるチームの場合は尚更だ。昨年の終盤戦でチームが好調だったのは、大前、本田、ラドンチッチが加入しただけではない。トップ下に伊藤が入ったことで、彼が運動量を活かし前からのプレスを仕掛けスペースを消して、パスコースを限定できていた。その結果、DFラインはパスの出てくるコースを予測、もしくはドリブルのコースを予測してボールを奪うことができた。だから、守備での奪いどころがハッキリしていた。そうなれば、奪ってからのカウンター、サイド攻撃もできた。しかも、トップにはラドンチッチが残っているのでボールを奪ってから早めに当て状況をひっくり返すこともできた。そうなれば、大前や高木俊もサイド攻撃にアクセントをつけることができる。しかし、今は2トップが前に残る傾向が強く、クサビのパス、縦へのパスが入ることが少なく、全てがサイドを経由しなくてはならない。そうなると選手間の距離が遠くなり、結果的に相手への圧力も弱まってしまった。そうなると、大前、高木俊は相手SBやサイドハーフと対峙したとき、個で剥がすことができなければ数的優位に持って行くことは難しい。

 

それでも、終盤に大前が2度の決定機を演出したのはポジティブな収穫。1つはGK榎本の正面という不運、2つ目も判断早くシュートしたがサイドネットという運の無さに見舞われたが、どちらかが決まっていれば勝ち点1獲得に…というシーンを作った。そういう意味では、清水の中では大前というタレントが突出した存在であることは間違いない。そして、12ついいプレーが続けば得点の可能性は作れるということでもある。あとは、そうしたシーンを如何に多く作れるのか。作ろうというプレーをするのか。それが、次の試合の課題であり、これからの課題になりそうだ。まあ、ポジティブに言えば第2節で課題が露見したというのは、早めの修正が可能という意味でもあるので、まずは連敗しないことが大事ではないだろうか。

 

(C) 2014 tomo2take

2014年 J1第2節 清水エスパルス vs 横浜Fマリノス PV

2014年 J12

清水エスパルス vs 横浜Fマリノス PV

 38日 IAIスタジアム日本平 1500分~

 

 

■予想先発メンバー

◇清水

----------長沢----------

高木俊-----ノヴァ----大前

------杉山----村松------

河井--キャラ---平岡---吉田

----------櫛引---------

 

◇横浜FM

----------伊藤----------

齋藤------中村------藤本

------富澤----中町------

下平---中澤---栗原---小林

----------榎本---------

 

 

■プレビュー

開幕戦は取材に行けなかったので、MRを書きません。が、第2節のPVは書きます。

 

さて、7年ぶりとなる開幕戦勝利を掴んだ清水。しかも、先制に成功し、その後一度逆転されにもかかわらず再度逆転して勝利を掴んだ。これほどの粘り強さをみせたのはこれまでにない大きな成長だと思う。そして、得点に絡むツインタワーの攻撃力の高さも証明ができた。アウェイの開幕戦として考えれば及第点以上だったと思う。

 

しかし、気になるのは守備面。特に失点のシーンだった。意外、というと失礼かもしれないが、リズムを掴み攻めに出ている時間帯に簡単に裏を狙われるという何ともイージーな内容だった。そして、せっかく先制しておきながら相手にリズムを持っていかれた。その要因はやはり攻めている時の中盤のスペースの使い方にあるように思う。今回の横浜FM戦では、そこがポイントになりそうだ。というのも、キーマンとなる中村はトップ下の位置に留まらずサイド、トップ、ボランチまで幅広くピッチを動く。そして、自分がフリーになる場所を確保して自分主導のプレーをするため、型にはめることができない。

 

しかも、中村不在のポジションにはボランチの中町、サイドの齋藤、藤本が入ってプレーをするし、伊藤も下がってプレーすることができるので少々厄介だ。そこで、いかに中盤でスペースと自由を与えないかというのが重要になる。特にサイドへボールを展開し、そこから中のツインタワーを狙ったクロスを入れる。この攻撃パターンは今年の清水の最大の強みであることは間違いないが、その後の対応だ。こぼれ球や、跳ね返されたボールに対しての寄せ、反応が大事。横浜FMには屈強なCB中澤、栗原が居て単純な高さ勝負に関しては相当な自信を持っている。それだけに勝率は五分五分、いや8割は向こうと読んでおいたほうがいい。となると、その次。相手にセカンドボールを拾われたら、長いボールで簡単に状況をひっくり返されてしまう。特に中村は長いボールを正確に蹴ることができるので厄介だ。そして、ゴール前でスペースを与えてしまえば、齋藤や伊藤が得意のドリブルでフィニッシュまで持ってくることだろう。その意味では、攻撃に出ているときこそ守備の約束事をしっかりとしておく必要がある。

 

一方で、開幕戦に出場停止だった村松がボランチに復帰することが予想される。得意のスピードと奪取力で早い段階でカウンターの芽を潰せれば前述の懸念材料も解消されるだろう。が、もし昨年のように中村にマンツーマンで村松を付ける戦術を採用するとなれば、少し違った展開になる可能性もある。そして、その場合にはダブルボランチを組む相棒に大きな負担がかかることになる。何故ならば、前述したように中村は縦横無尽に動く。マークをしてこない位置までポジションを下げたり、大きくサイドに開いたりもする。そうやってフリーの状況を作り出す。そのときに、村松が付いて行けば基本布陣のバランスが崩れてしまうので、中盤で人数が足らいない状況となる。こうなると開幕戦のように簡単にゴールまでの進出を許し、失点のリスクが高まる。そうならないためには、ダブルボランチがどのようにゲームを作り90分を戦うのか。それがこの試合を左右しそうだ。相棒には杉山、本田、竹内の選択肢がある。杉山は怪我の状況次第だとは思われるが、上手くバランスを取りながら潰し役と、スペースを埋める役とを同時にこなせる頭のいい選手なので、この試合は杉山がどこでプレーをしているかを見てみると面白いだろう。

 


(C) 2014 tomo2take

2014年 J2第1節 湘南ベルマーレ vs モンテディオ山形 MR

2014年 J21

湘南ベルマーレ vs モンテディオ山形 MR

 32日 Shonan BMWスタジアム平塚 1600分~

 

 

■メンバー

◇湘南

先発:

GK37秋元 陽太

DF 3遠藤 航

DF14丸山 祐市

DF17三竿 雄斗

MF 4宇佐美 宏和

MF 2菊地 俊介

MF 6永木 亮太

MF10菊池 大介

FW 8梶川 諒太

FW 9ウェリントン

FW39武富 孝介

 

サブ:

GK27鈴木 雄太

DF30島村 毅

MF13岩尾 憲

MF26亀川 諒史

FW19大槻 周平

FW22岡田 翔平

FW29吉濱 遼平

 

監督:

曹貴裁

 

 

◇山形

先発:

GK 1清水 健太

DF 6山田 拓巳

DF17當間 建文

DF23イ ジュヨン

DF 5舩津 徹也

MF15宮阪 政樹

MF24ロメロ フランク

MF30山崎 雅人

MF11ディエゴ

MF 9中島 裕希

FW18萬代 宏樹

 

サブ:

GK16兼田 亜季重

DF 3石井 秀典

DF13石川 竜也

MF10伊東 俊

MF19秋葉 勝

MF25汰木 康也

FW29川西 翔太

 

監督:

石崎 信弘

 

■フォーメーション

◇湘南

----------ウェリ---------

------武富----梶川諒----

菊池--永木---菊地宇佐美

三竿------丸山------遠藤

----------秋元---------

 

 

◇山形

----------萬代----------

山崎-----ディエゴ-----中島

------フランク---宮坂-----

舩津---當間--------山田

----------清水---------

 

■スタッツ

◇得点

湘南:ウェリントン(28分)

 

◇警告・退場

湘南:

37分 梶川 諒太

40分 武富 孝介

47分 梶川 諒太2枚目退場)

89分 ウェリントン

山形:

21分 フランク

31分 山田 拓巳

55分 フランク(2枚目退場)

 

◇交代

湘南:

59分 武富 孝介 → 大槻 周平

81分 菊池 大介 → 島村 毅

山形:

63分 山崎 雅人 → 伊東 俊

74分 萬代 宏樹 → 汰木 康也

85分 中島 裕希 →  川西 翔太

 

■レポート

まずメンバー表に目を通し驚いたのが、古林の名前がないこと。しかし、それは試合が始まって分かる。スタンドには松葉杖をついて歩く姿が見えたからだ。これでは開幕戦のベンチ入りは難しかっただろう。

(このへんデリケートなので、どう書こうかと悩んでいたら即座にリリースが。そして、素早い動きで補強も)

※古林の怪我は公式HPでもリリースが出された。

http://www.bellmare.co.jp/99521

※更に、古林の穴を埋めるべく新潟から藤田征也が加入のリリース。

http://www.bellmare.co.jp/99524

 

そして、古林のポジションには宇佐美が先発した。栃木時代から身体能力に定評がある選手だけに上下の運動量やフィジカル面での不安はない。跳躍力もあるし、守備では問題なさそうに感じた。対する山形も、GKの予想が外れたが、他では大きなメンバー変更はなかった。

 

さて、試合に関してだが湘南が早い段階で梶川涼のFKから、ウェリントンのヘディングシュートが決まり先制。山形も宮坂のバー直撃のシュートなどあったが、湘南がそのまま逃げ切り勝利を掴んだ。

 

しかし、試合内容に関しては少々期待はずれだった。というのも、雨と強風、寒さの中でのゲームとなったことに加え、追い打ちをかけたのが湘南の梶川涼、山形のフランクと2人も退場したこと。梶川涼は前半のうちに、フランクは後半の早い時間に2枚目の警告を受けて、1010のゲームとなった。正直言えば、開幕戦で今シーズンの両チームの戦い方などを見たかったのだが、これでは仕上がり状況を見るのは無理。収穫の少ない試合となった。

 

それでもいくつか感じたポジティブなポイントは、湘南が大人のチームになろうとしていること。何度も書いているがDFラインのビルドアップ力が高まったこともあり、後方からしっかりとボールを回せるチームになった。そして、前線でターゲットとなるウェリントンが入ったことで、ロングボールを意図的に狙えていた。また、相手プレッシャーを受け細かくボールを繋ぐことができなくても、大きなパスで展開する。もしくは、ワイドが走ってサイドの深い位置に蹴りこむ。大きなサイドチェンジや逆サイドへの展開。そうしたことができるようになったように思う。また10人になっても慌てずゲームを進めることができたのは、精神的にも大人のチームへの変化ができていると思う。

 

また、加入1年目でスタメンに名を連ねた秋元、丸山、三竿、菊地らそれぞれのプレーも良かった。秋元はサイドに入れるキックでラインを割るミスキックをしたものの、10人となった時間帯に間をとってプレーを始めるなど頭を使ったプレーが良かった。DFのラインの丸山、三竿は共にボールを持って前を向けるし、ピッチコンディションが多少悪くても焦らずにボールを回せた。そして、ボランチの菊地は状況を見て前にも後ろにも動くことができ、どちらでも存在感があって良かった。

 

対して山形は、3バック相手の練習を殆どしていないということもあって、攻撃に出た際の崩し方、前線からのプレスのかけ方など咬み合わない部分が出た。そういう意味では、石崎監督が就任して1年目、僅か一月程度の落とし込みというチーム状況でのプレーしかできなかっただけに、湘南にとってはありがたかった。しかし、「現在の完成度は50%」というのも頷けた山形だが、ダイレクトでボールを動かすやり方や、人の動かし方に加え、中島のスパイスを利かしたパスなど意図は明確だった。そこに、これからはディエゴのコンディションが上がってくることを考えると、練習と試合を重ねた中盤戦以降では怖い存在になるなと思わせる。ただ残念ながら、この開幕戦ではまだまだ未成熟。しかも、10人を相手にした戦い方や、自分たちが10人となった場合を想定しての練習など僅かな期間では練習もできてないだけに、今回はいろいろな面で湘南に分があったのは明白だろう。

 

そういう意味では、この開幕戦で見えたことはごく僅かで、収穫というには少ないものばかり。だからこそ、1010となった試合を期待はずれと書いた。しかし、湘南にとっては勝ち点3を掴み、勝利でスタートできたのは収穫。内容、スタイルよりも結果という指揮官の狙いは達成した。

 

 

ちなみに、日曜日開催のJ2開幕戦では愛媛でも退場者が1人出ているが、他ではそれほど荒れた感じはしない。審判は今シーズンの指針として笛を吹いているのだろうが、多少厳しく取るという傾向ではなかったように思う。それだけに、両チームから退場者を出すという判定にガッカリした。また、加えて言えば梶川涼は自分が1枚警告を貰っていることを意識してプレーして欲しかった。守備意識の強さは理解できるが、時間帯なども考えてプレーをしないとこういう状況になる。シーズン終盤で、大一番のゲームでは試合を壊しかねないだけに、この開幕で経験したことを確実に活かして欲しい。一方のフランクはとんだトバッチリだっただろう。リプレイを見ても足が引っかかってはいるが、悪意をもっているようにも思えない。それだけに、あれで試合が壊れたのは本当に残念だった。

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