■ACミランに移籍した本田のニュースから
ミランファンは本田の対応にがっかり「練習1日目で対応しなかった選手は初めてだよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140109-00000055-dal-socc
ACミランに移籍した本田は入団会見が終わり、そのまま8日の練習に参加した。話題の人。その姿をひとめ見ようとファンが出待ちをしていた。ところが、本田は正面ゲートを出てくると、サインや写真を要求するファンを横目に、そのまま走り去ったというニュース原稿が掲載された。
20人くらいならサービスしても良かったんではないか?とも思うが、それが本田流なのだとしたら仕方がないと思う。しかも、実際に現場で見ていないので分からないけど、大注目されている本田のニュースを日本では何でもいいから欲しかった。そういうタイミングだけに、ちょっとしたことも書かれてしまったという印象もある。だって、もしかしたら風邪で体調崩していたとか、そういう可能性もあったからね。
■ファンサービスとは誰のため?
この1月9日のYahoo!ニュースを読んで考えたことがある。ファンサービスとはなんぞや?
観客減、収入減少、ファンの地盤沈下と言われているJリーグでも見逃せないニュースだと思う。
ここから本題です。
Jリーグの場合、ファン対応はクラブによって違う。
勿論、J1のクラブ、J2のクラブでも違うし、練習場を自前で持っている、持っていない(公共施設を借りているなど)によって差が出てくる。
また、最近は試合前日など、日によっては完全非公開ということも多く、その場合は見学は勿論、ファン対応もされないのが普通だ。
ちなみに、よく取材をさせて貰っている清水と湘南の場合は、サポーターがサインや写真を求める場合、選手はほぼ全ての声に対応している。そして、クラブも基本的には対応しなさいというスタンスをとっているという優秀なクラブ。その意味ではJリーグのどのクラブも同じで、これは素晴らしいと思う。
そして、僕個人としてもそうした対応はなるべくしたほうが良いと思っている。というのは、以前、朝日新聞で元C大阪で監督をしていたクルピさんのコラムを読んで感じたことがあるからだ。
ある日、雨の中、練習が終わって(まだ有名になる前の)柿谷曜一朗の帰りを待っていた女性ファンがいた。しかし、柿谷はそのファンにサインをしないで帰ってしまった。それを見た(クラブ職員から聞いただったかも?)監督がこう言った。
「サインをするのはほんの数秒のことだが、お前はそれを怠ったことで一生のファンで居てくれる人を失うことになった」
ブラジル人ぽい言い回しだったが、そんな言葉を言ったということが書かれていた。
凄くいやらしい言い方かもしれないが、プロスポーツはファンあってのもの。順位による賞金なんてのもあるけど、殆どはスポンサー収入、チケット収入などがメイン。ということは、クラブにどれだけお客さんが付いているかが一番重要な要素になっている。乱暴に言えば、クラブの存在価値=注目度、人気度(スポンサー料やチケット収入)となっている。
だから、どんなに「スタジアムに看板広告を出して下さい」、「ユニフォームの胸の部分のスポンサーになって下さい」と言われても、注目されていないクラブに企業はお金を落とさない。だって、そこに広告を出してもお客さんが居なければ広告としての意味が無い。
だから、一般の人(企業の人)からみて価値がなければスポンサーもしないし、試合も来てくれないからチケット収入も増えないのは当然のこと。ならば、そのためにできることはなにか?
簡単なのは、1つでも多く勝利して成績を上げ、優勝して(賞金を貰い)注目度を高めること。これは当然。でも、そうはいっても1シーズンで優勝できるのは多くても3クラブしか無い(重複しなければリーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の3つ。でも、2015年の2ステージ制導入や、J2やJ3優勝も含めるともっと多いチームになるけど…まあこれはこれで今はちょっとヨコに…)。では、その他のクラブ、ましてや優勝とは縁のない中堅、小クラブはどうするのか。
答えは簡単。地道にクラブの存在価値を上げるしか無い。
だから、どのクラブも地元の活動に出て行って地域との密着度を上げている。市や町のイベントには積極的に参加したり、選手を出している。そして、社会福祉にも貢献し、ホームタウンではスクールを開校し地域への貢献をしているし、体育の時間の学校訪問などもある。
■では、選手にできることは?
地道なことかもしれないが、練習場に来てくてくれたファンに対して快くサインや写真撮影に応じること、積極的にコミュニケーションをとることだろう。そうやって好感度を上げ、個人としてもクラブとしての存在価値を上げていくしか無い。
かつて、清水エスパルスに在籍していた小野伸二は、集まったファンからサインを求められ、その全員に対応していた。ゴールデンウィーク期間中などは軽く1時間程度はかかったと思う。これには頭が下がった。
また、ある日には練習後引き上げていく小野が突然ファン対応を止めロッカーに戻った。珍しいなと思って見ていたら、今度は手にスパイクを持ってきて「他の人には内緒だよ」とボソっと声で言いながら、手にしたスパイクにを小さな子供にプレゼントをしたことがある。
聞けば、サインをしている最中、その子の両親から、子供が小野のことを大好きで大好きで会いたいというので、遠方の県から何時間もかけわざわざ来たというのを聞いてしまう。そして、それならば思い出に残るサプライズをと演出したのだった。
そうした機転の早さも見事だが、何が求められているか、どうすればファンが喜んでくれるのかを即座に判断し行動できる。そこは流石に日本を代表するファンタジスタだと思った。
そして、僕は小野のそれらの行動を見て、これが本当のプロだと感心した。
まあ、そこまでは無理だとしても、そうしたファンとの触れ合いがいかに重要かというのが分かる。短い言葉を交わして、更に自分を知って貰うことで、その人がスタジアムにも来てくれて、応援グッズを買ってくれて、スタンドで大きな声を出して応援をしれくれることになる。いち選手のファンから、チームのサポーターに変わっていく。そういう人が1人、2人と増えてくればスタンドの雰囲気も熱を帯びたものとなる。そして、その雰囲気を気に入ってまた試合観戦に来てくれる人が1人、2人と増えていく。そうした可能性は大いに出てくるし、もしかしたら今度は学校や会社の友達を連れてくるかもしれない。そうなれば、1人が2人、5人、10人と増えていく。そうなれば、スタジアムのグルメ、ファングッズ、物販への効果も計り知れない。
そうやってクラブ全体の収入が上がればメリットは雪だるま式にどんどん増える。
収入が上がれば、いい選手を獲得できるし、施設やグラウンドなどハード面でもお金を使うことができる。そうやってチームは強くなる。強くなって注目度が上がれば賞金獲得も可能になる。上位になれば注目度も上がりスポンサー獲得もしやすい。強くなれば選手も注目され、日本代表に選出されるかもしれない。そうなれば、その選手の評価、年俸にも関係してくる。資金力の無いクラブでは、シーズン中どんなに活躍しても給料アップを求めるのは難しいけれど、収入が大きくなれば交渉はスムーズになるだろう。
ましてファンサービスに力を入れていたならば、ファンはその選手のユニフォームやグッズを買って、そこに本人のサインを貰いたいと思うのが心理。そうなれば、ファンサービスに力を入れている選手の物販は必然的に上がる。ということは、物販の売上にも貢献していることになるし、シーズンオフには年俸アップの交渉材料にも繋がる。
ほら、いつの間にか自分に利益は戻ってくる。だから、選手はクラブに属している以上、クラブの利益のためにもファンサービスをしない理由はない。というのが僕の理論。
※ちなみに、前清水エスパルスの強化部長だった久米一和さんは、選手査定ポイントの中に、出場時間や成績以外に「ファンサーヴィス」という項目を設けていた。今も名古屋で取り入れているかは不明だけど、そういうところまで見て選手の総合評価をしていたため、オフの交渉の席では、「久米さんには何でも見透かされていて怖い(笑)」と、ある選手が清水時代に笑いながら話してくれたことを覚えている。
■だが、ここで勘違いしてはいけない事がある。
もし選手に対してファンサービスを求めて、時にそれが叶わなかった場合があっても、それは仕方がないことだというのは覚えておいて欲しい。
選手も1人の人間だ。声をかけられたことに気がつかない場合もあるし、トイレに行きたいとか体調が悪い日もあれば、取材や家族のスケジュールがあり急いでいる日もある。
様々な理由があって、そうした事情を言えない場合も多々ある。
また、真夏の炎天下の日や、真冬の寒空の下で何時間も対応する選手の立場も考えなくてはいけない。ずっと待っていたのだから、ファンなんだからと言う前に、そのお目当ての選手の立場になって考えてほしい。
人気選手になればなるほどファンの数は増え、対応する時間も長くなる。でも、そうやって練習後に長時間拘束すれば、コンディションにも影響する。もしかしたら、それで調子を落として今度は試合でパフォーマンスが落ちるかもしれない。そうなれば何の意味もない。
また、選手に対してファンサービスが当たり前と思った瞬間から、その人は本当のファンではないと思う。ファミレスや喫茶店の店員に対して、お金を払っているのだからと何でも許されると思っているのは間違いだし、過剰に上から目線の人が居るが、それと同じだ。
ファンと選手は人と人。対等である。
そして、その中でサービスを求めるのだから、選手にも気持ちよく接して貰えるように心がけるべきである。そういう関係が長く続けば続くほど、選手とファンという垣根を超えて絆は強まるように思う。サインを貰えば、一言「ありがとう」と言って欲しいし、写真を撮ったら、「頑張ってください」「応援してます」と言えるくらいのほうが長く良い関係を続けられると思う。
そうすれば、選手たちも疲れた体に鞭打ってでも、今すぐにトイレに行きたい気持があっても、可能な範囲で積極的にファンサービスに参加してくれると思う。
持ちつ持たれつ。お互いに気持ちよくサービスを受けたいし、サービスをしたい。
ミランファンは本田の対応にがっかり「練習1日目で対応しなかった選手は初めてだよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140109-00000055-dal-socc
ACミランに移籍した本田は入団会見が終わり、そのまま8日の練習に参加した。話題の人。その姿をひとめ見ようとファンが出待ちをしていた。ところが、本田は正面ゲートを出てくると、サインや写真を要求するファンを横目に、そのまま走り去ったというニュース原稿が掲載された。
20人くらいならサービスしても良かったんではないか?とも思うが、それが本田流なのだとしたら仕方がないと思う。しかも、実際に現場で見ていないので分からないけど、大注目されている本田のニュースを日本では何でもいいから欲しかった。そういうタイミングだけに、ちょっとしたことも書かれてしまったという印象もある。だって、もしかしたら風邪で体調崩していたとか、そういう可能性もあったからね。
■ファンサービスとは誰のため?
この1月9日のYahoo!ニュースを読んで考えたことがある。ファンサービスとはなんぞや?
観客減、収入減少、ファンの地盤沈下と言われているJリーグでも見逃せないニュースだと思う。
ここから本題です。
Jリーグの場合、ファン対応はクラブによって違う。
勿論、J1のクラブ、J2のクラブでも違うし、練習場を自前で持っている、持っていない(公共施設を借りているなど)によって差が出てくる。
また、最近は試合前日など、日によっては完全非公開ということも多く、その場合は見学は勿論、ファン対応もされないのが普通だ。
ちなみに、よく取材をさせて貰っている清水と湘南の場合は、サポーターがサインや写真を求める場合、選手はほぼ全ての声に対応している。そして、クラブも基本的には対応しなさいというスタンスをとっているという優秀なクラブ。その意味ではJリーグのどのクラブも同じで、これは素晴らしいと思う。
そして、僕個人としてもそうした対応はなるべくしたほうが良いと思っている。というのは、以前、朝日新聞で元C大阪で監督をしていたクルピさんのコラムを読んで感じたことがあるからだ。
ある日、雨の中、練習が終わって(まだ有名になる前の)柿谷曜一朗の帰りを待っていた女性ファンがいた。しかし、柿谷はそのファンにサインをしないで帰ってしまった。それを見た(クラブ職員から聞いただったかも?)監督がこう言った。
「サインをするのはほんの数秒のことだが、お前はそれを怠ったことで一生のファンで居てくれる人を失うことになった」
ブラジル人ぽい言い回しだったが、そんな言葉を言ったということが書かれていた。
凄くいやらしい言い方かもしれないが、プロスポーツはファンあってのもの。順位による賞金なんてのもあるけど、殆どはスポンサー収入、チケット収入などがメイン。ということは、クラブにどれだけお客さんが付いているかが一番重要な要素になっている。乱暴に言えば、クラブの存在価値=注目度、人気度(スポンサー料やチケット収入)となっている。
だから、どんなに「スタジアムに看板広告を出して下さい」、「ユニフォームの胸の部分のスポンサーになって下さい」と言われても、注目されていないクラブに企業はお金を落とさない。だって、そこに広告を出してもお客さんが居なければ広告としての意味が無い。
だから、一般の人(企業の人)からみて価値がなければスポンサーもしないし、試合も来てくれないからチケット収入も増えないのは当然のこと。ならば、そのためにできることはなにか?
簡単なのは、1つでも多く勝利して成績を上げ、優勝して(賞金を貰い)注目度を高めること。これは当然。でも、そうはいっても1シーズンで優勝できるのは多くても3クラブしか無い(重複しなければリーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯の3つ。でも、2015年の2ステージ制導入や、J2やJ3優勝も含めるともっと多いチームになるけど…まあこれはこれで今はちょっとヨコに…)。では、その他のクラブ、ましてや優勝とは縁のない中堅、小クラブはどうするのか。
答えは簡単。地道にクラブの存在価値を上げるしか無い。
だから、どのクラブも地元の活動に出て行って地域との密着度を上げている。市や町のイベントには積極的に参加したり、選手を出している。そして、社会福祉にも貢献し、ホームタウンではスクールを開校し地域への貢献をしているし、体育の時間の学校訪問などもある。
■では、選手にできることは?
地道なことかもしれないが、練習場に来てくてくれたファンに対して快くサインや写真撮影に応じること、積極的にコミュニケーションをとることだろう。そうやって好感度を上げ、個人としてもクラブとしての存在価値を上げていくしか無い。
かつて、清水エスパルスに在籍していた小野伸二は、集まったファンからサインを求められ、その全員に対応していた。ゴールデンウィーク期間中などは軽く1時間程度はかかったと思う。これには頭が下がった。
また、ある日には練習後引き上げていく小野が突然ファン対応を止めロッカーに戻った。珍しいなと思って見ていたら、今度は手にスパイクを持ってきて「他の人には内緒だよ」とボソっと声で言いながら、手にしたスパイクにを小さな子供にプレゼントをしたことがある。
聞けば、サインをしている最中、その子の両親から、子供が小野のことを大好きで大好きで会いたいというので、遠方の県から何時間もかけわざわざ来たというのを聞いてしまう。そして、それならば思い出に残るサプライズをと演出したのだった。
そうした機転の早さも見事だが、何が求められているか、どうすればファンが喜んでくれるのかを即座に判断し行動できる。そこは流石に日本を代表するファンタジスタだと思った。
そして、僕は小野のそれらの行動を見て、これが本当のプロだと感心した。
まあ、そこまでは無理だとしても、そうしたファンとの触れ合いがいかに重要かというのが分かる。短い言葉を交わして、更に自分を知って貰うことで、その人がスタジアムにも来てくれて、応援グッズを買ってくれて、スタンドで大きな声を出して応援をしれくれることになる。いち選手のファンから、チームのサポーターに変わっていく。そういう人が1人、2人と増えてくればスタンドの雰囲気も熱を帯びたものとなる。そして、その雰囲気を気に入ってまた試合観戦に来てくれる人が1人、2人と増えていく。そうした可能性は大いに出てくるし、もしかしたら今度は学校や会社の友達を連れてくるかもしれない。そうなれば、1人が2人、5人、10人と増えていく。そうなれば、スタジアムのグルメ、ファングッズ、物販への効果も計り知れない。
そうやってクラブ全体の収入が上がればメリットは雪だるま式にどんどん増える。
収入が上がれば、いい選手を獲得できるし、施設やグラウンドなどハード面でもお金を使うことができる。そうやってチームは強くなる。強くなって注目度が上がれば賞金獲得も可能になる。上位になれば注目度も上がりスポンサー獲得もしやすい。強くなれば選手も注目され、日本代表に選出されるかもしれない。そうなれば、その選手の評価、年俸にも関係してくる。資金力の無いクラブでは、シーズン中どんなに活躍しても給料アップを求めるのは難しいけれど、収入が大きくなれば交渉はスムーズになるだろう。
ましてファンサービスに力を入れていたならば、ファンはその選手のユニフォームやグッズを買って、そこに本人のサインを貰いたいと思うのが心理。そうなれば、ファンサービスに力を入れている選手の物販は必然的に上がる。ということは、物販の売上にも貢献していることになるし、シーズンオフには年俸アップの交渉材料にも繋がる。
ほら、いつの間にか自分に利益は戻ってくる。だから、選手はクラブに属している以上、クラブの利益のためにもファンサービスをしない理由はない。というのが僕の理論。
※ちなみに、前清水エスパルスの強化部長だった久米一和さんは、選手査定ポイントの中に、出場時間や成績以外に「ファンサーヴィス」という項目を設けていた。今も名古屋で取り入れているかは不明だけど、そういうところまで見て選手の総合評価をしていたため、オフの交渉の席では、「久米さんには何でも見透かされていて怖い(笑)」と、ある選手が清水時代に笑いながら話してくれたことを覚えている。
■だが、ここで勘違いしてはいけない事がある。
もし選手に対してファンサービスを求めて、時にそれが叶わなかった場合があっても、それは仕方がないことだというのは覚えておいて欲しい。
選手も1人の人間だ。声をかけられたことに気がつかない場合もあるし、トイレに行きたいとか体調が悪い日もあれば、取材や家族のスケジュールがあり急いでいる日もある。
様々な理由があって、そうした事情を言えない場合も多々ある。
また、真夏の炎天下の日や、真冬の寒空の下で何時間も対応する選手の立場も考えなくてはいけない。ずっと待っていたのだから、ファンなんだからと言う前に、そのお目当ての選手の立場になって考えてほしい。
人気選手になればなるほどファンの数は増え、対応する時間も長くなる。でも、そうやって練習後に長時間拘束すれば、コンディションにも影響する。もしかしたら、それで調子を落として今度は試合でパフォーマンスが落ちるかもしれない。そうなれば何の意味もない。
また、選手に対してファンサービスが当たり前と思った瞬間から、その人は本当のファンではないと思う。ファミレスや喫茶店の店員に対して、お金を払っているのだからと何でも許されると思っているのは間違いだし、過剰に上から目線の人が居るが、それと同じだ。
ファンと選手は人と人。対等である。
そして、その中でサービスを求めるのだから、選手にも気持ちよく接して貰えるように心がけるべきである。そういう関係が長く続けば続くほど、選手とファンという垣根を超えて絆は強まるように思う。サインを貰えば、一言「ありがとう」と言って欲しいし、写真を撮ったら、「頑張ってください」「応援してます」と言えるくらいのほうが長く良い関係を続けられると思う。
そうすれば、選手たちも疲れた体に鞭打ってでも、今すぐにトイレに行きたい気持があっても、可能な範囲で積極的にファンサービスに参加してくれると思う。
持ちつ持たれつ。お互いに気持ちよくサービスを受けたいし、サービスをしたい。