2014年 J24

FC岐阜 vs 湘南ベルマーレ PV

 322日  岐阜メモリアルセンター長良川競技場 1300分~

 

 

■予想先発メンバー

◇岐阜

------難波--ナザリト-----

高地------------スティッペ

------宮沢----水野-----

三都主--阿部木谷--山田

----------川口---------

 

◇湘南

----------ウェリ---------

------武富---梶川諒-----

菊池---永木--菊池宇佐美

三竿------丸山------遠藤

----------秋元---------

 

■プレビュー

J2単独首位となった湘南と、今季大注目の岐阜との対戦が早くも行われる。岐阜は第2節が終わった時点で首位に立ち、前節は敗戦したものの現段階での総得点は7J2リーグ最多得点チームのひとつ。対する湘南は、3節を終わって首位に経つが失点が唯一0と守備陣の安定が目立つ。そういう意味では、安易だけど最強の矛と最硬の盾なんて言い方もできる。

 

また、面白い書き方をすれば湘南は昨年のJ116位のチーム。一方で岐阜はJ221位のチームである。その間には22のチームがある。しかし、それだけの差が必ずしも勝敗になるわけではないのがサッカーの面白いところ。ジャイアントキリングなんて言葉も虚しくなるほど、今年の岐阜は警戒しないといけないチームなのは間違いない。

 

ただ、チームの完成度としては湘南のほうが上だろう。コーチ時代も含めればチョウ監督がチームを見て6年目になる。選手の長所短所も見分け、トップチームの監督として指導して3年目ともなれば、チームのスタイルも確立されてきている。対する岐阜はラモス監督も就任1年目、新加入選手も多く、これまで3節のスタメンを見ても個々の能力は高いかもしれないが、チームのスタイルとしてはまだまだ満足できるレベルには達していないように思う。逆にラモス監督が考えるサッカーをしっかり遂行できるようになってくると更に怖い存在となるだけに、この早い段階で一度叩いておくべきでもある。

 

チームに目を落とすと、元コロンビア人アンダー代表のFWナザリトの存在が気になる。FC岐阜のHPでは好き選手は「イブラヒモビッチ」と書かれているが、彼のパワーとシュート力は本家のようにJ2でも抜けている感じを受ける。しかも、FKの精度もかなりのもの。果たして、これまで無失点の湘南DF陣がナザリトを抑えきれるかどうかという点に注目したい。中央でマッチアップすることになる丸山は勿論だが、3バックの遠藤と三竿、ボランチの菊地や永木もカバーに入らなくてはいけない時間帯が増えることが予想できる。また、ナザリトばかりに気を取られていると、スティッペ、難波が危険なエリアに入ってくる。そうなれば、3バックではなく、ウイングも下がって守備に力を注がないと4戦連続無失点の達成は当然難しいと思われる。まあ、無敗や無失点でリーグ戦を終えることはまず無理なので、どれだけしっかり対応できるのか。やられるにしても、そのやれかただと思う。それが、この岐阜戦での一番の課題となるだろう。

 

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