2014年 J14

浦和レッズ vs 清水エスパルス PV

 323日 埼玉スタジアム2002 1500分~

 

 

■予想先発メンバー

◇浦和

----------興梠---------

------原口----梅崎-----

宇賀神阿部-—柏木—-平川

槙野------那須------濱田

----------西川---------

 

◇清水

----------長沢--------

高木俊----ノヴァ----大前

------杉山----村松-----

河井-—キャラ-平岡---吉田

----------櫛引---------

 

 

 

■プレビュー

Jリーグ22年目にして初となる無観客試合。そういう意味では、順位や因縁など関係なく、今節一番注目が集まる試合でもある。

 

とは言え、いまさら差別問題とか弾幕の意図とか、クラブの対応の遅さとかをここで書くつもりはない。今回は単純にPV。どんな試合になるかを純粋に考えたい。と言ったそばからだが、無観客試合は選手にどんな影響を与えるのかというのは経験したことがないので少々イメージしにくい。しかし、選手間の言葉が試合中は通ることが予想できるので、セットプレーや守備のシーンでは支持が的確にできるだろうというのは想像できる。だが、だからといっていい試合になるかは別。

 

むしろ、無観客という異質な空間がどのように選手たちのメンタルに影響を与えるのだろうか。その結果つまらない試合になる可能性も否定出来ない。その意味では、アウェイの清水のほうが試合に入るまでが難しいかもしれない。いち早く現場の環境に慣れ、いつもどおりの力を出せたほうが勝てる。そのような感じがする。

 

そんな状況に挑む清水は、ナビスコ杯で大勝を収めた後だけに、攻撃陣のメンバーに少しテコ入れがあるかもしれない。C大阪戦で先発を外れた長沢を戻し、出場停止だった杉山の復帰もあるだろう。またヤコヴィッチがC大阪戦後に別メニューだったことも考えると、CBにはナビスコ杯と同様にキャラが戻って4バックを組むと思われる。またGKもくしびきがナビスコ杯では及第点のプレーをしていたため先発復帰と予想した。

 

開幕してナビスコ杯を含め4試合を消化したが、清水は出場停止や怪我などもあって現在のベストメンバーというのがどこなのか判断しにくい状況にある。しかし、そういった中でベストなメンバー、コンディションの良い選手を選び、試合で勝てるように持っていく。そういうマネージメントを指揮官には求められていた。その意味では、チームのベースとなる部分を早く決めたい。という時期にタイミング悪く無観客試合になったのは運が悪いとしか言い様がない。

 

それでも、ピンチはチャンスだと考えれば、ガチンコ勝負の公式戦で一切応援の無い、声の通るピッチでゲームをすることはチームの意思疎通を徹底する良い機会だと思いたい。こういう試合でこそ、声の出せる選手、周りを動かせる選手、チームを鼓舞することができる選手の存在がポイントになりそうだ。そう考えると、大前、杉山、平岡は外せない。そして、指揮官がどれだけ的確に指示を出せるのか。そういう点に注目して試合を見て行きたい。

 

 

 

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