2014年 J23

湘南ベルマーレ vs コンサドーレ札幌 MR

 316日 Shonan BMWスタジアム平塚 1600分~

 

 

■メンバー

◇湘南

先発:

GK37秋元 陽太

DF 3遠藤 航

DF14丸山 祐市

DF17三竿 雄斗

MF 4宇佐美 宏和

MF 2菊地 俊介

MF 6永木 亮太

MF10菊池 大介

FW19大槻 周平

FW 9ウェリントン

FW39武富 孝介

 

サブ:

GK27鈴木 雄太

DF30島村 毅

MF 8梶川 諒太

MF26亀川 諒史

MF33藤田 征也

FW11中村 祐也

FW22岡田 翔平

 

監督:

曹貴裁

 

 

◇札幌

先発:

GK 1金山 隼樹

DF 2日高 拓磨

DF25櫛引 一紀

DF23奈良 竜樹

DF14上原 慎也

MF 4河合 竜二

MF10宮澤 裕樹

MF24荒野 拓馬

MF11前田 俊介

MF 8砂川 誠

FW13内村 圭宏

 

サブ:

GK16李 昊乗

DF 3パウロン

DF26小山内 貴哉

DF 6前 貴之

MF17ヘナン

FW 7榊 翔太

FW39都倉 賢

 

監督:

財前 恵一

 

■フォーメーション

◇湘南

----------ウェリ---------

------武富-----大槻-----

菊池--永木---菊地宇佐美

三竿------丸山------遠藤

----------秋元----------

 

 

◇札幌

----------内村---------

砂川------前田------荒野

------宮澤----河合-----

上原--奈良---櫛引--日高

----------金山---------

 

■スタッツ

◇得点

湘南:ウェリントン(39分)、大槻 周平(64分)

 

◇警告・退場

湘南:

74分 ウェリントン

山形:

69分 前 貴之

79分 櫛引 一紀

 

■交代

◇湘南

69分 宇佐美 宏和 → 藤田 征也

85分 ウェリントン → 中村 祐也

89分 菊池 大介 → 亀川 諒史

 

◇札幌

60分 前田 俊介 → 都倉 賢

62分 宮澤 裕樹 → 前 貴之

75分 砂川 誠 → 榊 翔太

 

 

■レポート

湘南が開幕から3連勝を果たし首位に立った。実を言えば、この試合が始まる前に(13時キックオフの)岐阜と松本が勝ち点3を奪えなかったため、湘南は勝てば首位の可能性が極めて高くなり、同時刻開催の水戸も敗れたため開幕から黒星がついていないのは湘南だけとなった。

 

さて、その試合だが立ち上がりはあまり良くなかった。いきなり上原に先制パンチを食らったことも影響したのか、右サイドから押し込まれる時間帯が多くなると、DFラインもなにげないミスを連発した。ちょっとしたことだが、集中力を欠いたプレーで札幌へ主導権を渡してしまったように感じた。

 

しかし、湘南は実直に前から守備に力を注ぎ、相手ボールにプレッシャーをかけることでリズムを握り返す。39分。得点は中盤で奪ったボールを繋ぎ、左サイドで作りクロスを上げたボールが逆サイドに流れていく。しかし、一度チャンスを失ったかに思えたがボールにDF遠藤がタイミングを逃さずセカンドボールへ寄せ、そのまま中央へクロスを入れる。すると待ち構えていたのはウェリントン。見事に頭で合わせて先制ゴールを奪う。後半に入っても主導権を握る湘南が攻める。今度は64分。右サイドで宇佐美、遠藤と繋いで上げたクロスはGK金山のファンブルを誘う。そこへ再びウェリントン、大槻が詰め2点目を奪った。試合はそのまま湘南が逃げ切り、開幕から3連勝を飾った。

 

攻撃では、1点目が左サイドでの崩しから。2点目が右サイドからの崩しという、左右両サイドで攻撃の形がしっかり出ているのが良かった。また、味方を追い越していくという、走力を活かした湘南らしいスタイルを体現していたのは、指揮官の継続してきた狙いだと思われる。特に2点目はゴール前に詰める人数が多く、こうした苦しい時間帯になってもチャンスになりそうだと判断した選手がゴール前に詰めることで生まれたものだと言える。

 

また、守備に関しても開幕から3試合無失点というのは大きな収穫。現在の3バックは本当に落ち着いてボールを回すことができるので安心して見ていられる。また、そこから展開するパスにも意図が込められて、不意にカットされてカウンターを喰らう可能性を下げている。リスクとチャレンジという難しいタスクを3試合見事にこなし、結果を残しているのは評価していいと思う。

 

攻撃ではウェリントン、大槻がゴールを決め、守備では3バックがしっかり3試合連続無失点で抑えるなど、攻守で文句のない内容に仕上がってきている。

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